報道のあり方

東北、関東で大震災があって3日目、
依然としてテレビは報道番組ばかり。
しかし、その報道の仕方、昨日はちょっとひどいなと思った。
それは民放の報道番組。
各局何か目新しいものを・・・と思うのだろうが、
震災の悲惨な状況ばかりが目立つ。
確かに状況はひどいのだから仕方がないのだが、
報道番組のキャスターたちのいい方が・・・。
「すごいですね~。」
「ええっ!!?」
まるで、普通人。
報道するというよりは、コメンテーターみたいに個人の感想が出がち。
特に関西テレビ、というかフジテレビがひどかったように思う。
中でもAさん。
現場からの中継で、「○○小学校の体育館から避難状の状況をレポートします。」と現場のレポーターが言っているのに、
そのレポートが一通り終わると、
Aさん「そちらは小学校の体育館か何かですか?」
とんだぼけた質問。
しかし、レポーター「はい、そうです。こちらは、避難所となっております○○小学校の体育館です。」
刻々と変わっていく状況を次々と伝えていかねばならない報道番組ではあるが、
報道の現場が混乱しているようでは困る。
被災者へのインタビューにしても、
「今、どんなお気持ちですか?」
わかりきった答えしかないだろう・・・。
家族と離ればなれになった人は、「家族のことが心配です。」
津波に追われながらも何とか助かった人は、「助かってよかったです。」
報道番組のキャスターたち、毎日のニュース番組なら落ち着いて打ち合わせ通りにやっているのだろうが、
こんな緊急番組には弱い。

それに対して、冷静沈着で、報道番組のお手本のようなのが、NHK。
感情的にならずに、事実を伝えていく。
民放は、強烈な被害の有り様ばかり伝えていたのに対し、
事実をまんべんなく伝えているように思える。
原発の爆発にしたってそうだ。
確かに大事件。
民放は、その爆発のシーンばかり見せる。
ますます民衆の不安感をたきつけるように・・・。
一方NHKは、枝野官房長官の会見やら、爆発する前の発電所やら、
落ち着いた映像・・・。
さすがはNHKだった。

緊急地震警報なんていうのも、初めて見たように思う。
11日から、頻繁に出ている。
これが出たときも、NHKのアナウンサーは、冷静に、
「緊急地震警報が出ました。
落ち着いて行動してください。」
と繰り返し言う。
が、民放では、キャスターたちは「え?出た?」みたいな表情をして、
目の前に出されたカンペを見ているような感じで、
慌ててそのことを告げる。
さらに、フロアから繰り返せという指示が出たようで、
慌ててまた繰り返して言う。
ん~違う!

今日は日曜日。
本来なら、朝刊のみ。
しかし、今日は「特別夕刊」があった。
生まれて初めての経験だと思う。
号外ではなく、各家庭に配達される夕刊。
我が家は朝刊夕刊共に取っているので、
今日の特別夕刊は発行されれば必ず配達されるのだが、
朝刊のみ講読の家庭にも配達されたのだろうか?
テレビやラジオほどオンタイムでニュースを伝えることはできない新聞。
でも、新聞にしかできない記録としての報道。
写真が紙面を占める。
できることなら、こういう特別夕刊は、私の生きている中ではこの一回で終わってほしいものである。

ラジオは、いつもと同じ番組体制を取りながらも、
内容は変えて放送していた。
ABCラジオは、今日は記念イベントをする予定だった。
しかし、昨夜の原発の爆発のニュースで、イベント中止を決定したそうだ。
こんなに電力が大切な中で、大量の電力を使うことはできないと・・・。
そのイベントを放送する予定だった時間帯は、
放送局からの特別番組、「今、私たちにできること」。
阪神大震災を経験した関西人だからこそできることは何かを考える番組だった。
いい番組だった。
もちろん、現地の状況に関する報道もあったが、
関西にいる私たちが何をすべきかと、いろんな意見が出てきた。
テレビも、各局同じような内容ばかりなら、こういうことをしたらいいのに・・・。

明日もまた、現地での悲惨な状況が次々と伝えられるだろう。
明日から輪番停電が実施されるという。
テレビ局も、輪番で休んだらどうか?
同じような報道番組を一斉に流すぐらいしかないのなら・・・・。

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